おすすめの薬用化粧品とは?選び方のポイントと一覧リスト

30代からはスキンケアもこだわるべき?

薬用化粧品の基礎知識と
選び方のポイントを徹底紹介!

若いときはドラッグストアなどで手軽に買えるプチプラ化粧品でも十分だったけど、30代になってからなんだか今までの化粧品が肌に合わないかも・・・特に季節の変わり目なんかには何を使ってもヒリヒリしたり、ブツブツがでたり、肌トラブルに見舞われるという人も多いのでは?一般の化粧品とは実は違う、国から効果・効能の表示を認められた有効成分を配合した「薬用化粧品」というものをご存知ですか?ここでは30代からの肌トラブルに優しく寄り添う薬用化粧品について知識や選ぶ際のポイントなどを紹介していきます。

若いときはドラッグストアなどで手軽に買えるプチプラ化粧品でも十分だったけど、30代になってからなんだか今までの化粧品が肌に合わないかも・・・特に季節の変わり目なんかには何を使ってもヒリヒリしたり、ブツブツがでたり、肌トラブルに見舞われるという人も多いのでは?一般の化粧品とは実は違う、国から効果・効能の表示を認められた有効成分を配合した「薬用化粧品」というものをご存知ですか?ここでは30代からの肌トラブルに優しく寄り添う薬用化粧品について知識や選ぶ際のポイントなどを紹介していきます。

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初心者でもわかる!薬用化粧品とは?

普通の化粧品・医薬部外品との
違いとは?

普通の化粧品・医薬部外品 普通の化粧品・医薬部外品

いわゆるスキンケアコスメは、「医薬部外品」と「化粧品」の2つに分類されます。医薬部外品とは、厚生労働省が体に対して何らかの作用があると認めたものです。

化粧品に関しては「薬用化粧品」とも呼ばれており、予防・効果等をある程度謳うことができる有効成分が1つ以上含まれています。ただ、作用に関しては医薬品よりも穏やかなので、一般の化粧品と医薬品のちょうど中間に位置する存在として認識されています。

一方の化粧品は「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つ」ことを目的としたものであると医薬品医療機器等法(薬機法)によって定義づけられています。

化粧品メーカーなどによってさまざまな成分が配合されていますが、いずれも厚生労働大臣によって指定されたものではないため、予防や効果等を謳うことはできません。

代表的なアイテムとしては、メイクアップ化粧品全般や基礎化粧品、シャンプー、浴用石けんなどが挙げられます。医薬部外品や化粧品かはパッケージに記載されているので、自分のニーズに合うものはどちらか慎重に選ぶようにしましょう。

薬用化粧品
デメリットは?

薬用化粧品 薬用化粧品

薬用化粧品は普通の化粧品に比べて高い効果を期待できるため、美肌づくりを目指す方にとっては大きなメリットと言えます。

しかしその一方でデメリットもいくつかあります。まず1つ目は、効き目が強いぶん、副作用のリスクも高くなること。医薬品に比べれば副作用リスクは低めですが、体質や肌に合わなかった場合、肌トラブルを起こしてしまう可能性があります。

普通の化粧品もトラブルリスクはゼロではありませんが、薬用化粧品のほうがよりリスクは高いということを覚えておきましょう。2つ目は全成分表示の義務がなく、配合成分を正確に把握できないところです。一般化粧品の場合、薬事法によって全成分を表示することを義務づけられていますが、薬用化粧品は国の認可を受けなければならないぶん、全成分表示しなくても良いことになっています。

近頃は安全性をアピールするため、全成分表示している薬用化粧品も増えてきていますが、一般化粧品のように配合量の多い順に記載するという決まりがないので、どの成分がたくさん含まれているのか判断することはできません。一度国の認可を受けているのだから安全とする見方もありますが、消費者にとってはやはり全成分表示されているほうが安心できるため、薬用化粧品ならではのデメリットと言えます。

薬機法
謳える範囲は?

化粧品を試す女性 化粧品を試す女性

薬用化粧品であればある程度予防・効果を謳うことができると説明しましたが、作用はあくまで穏やかなものなので薬機法によって表現内容に制限が設けられています。

薬機法第八章、第66条には、医薬品や医薬部外品、化粧品の効能、効果について虚偽または誇大な記事を広告してはならないと定めており、劇的な変化があると謳ってしまうのは薬機法違反になるのです。

具体的な例を挙げると、「シミが消える」「ニキビが治る」「シワがなくなる」など、劇的な変化があることを示唆するものはNGです。では薬用化粧品の場合、どこまで効果・効能を謳えるのかと言うと、昭和36年2月8日薬発第44号薬務局長通知「薬事法の施行について」の別表に記されています。

一例を挙げると、化粧水類なら「肌荒れを防ぐ」「キメを整える」「日やけを防ぐ」「肌をひきしめる」「皮膚にうるおいを与える」など。[注1]

よく謳われる「美白」に関しては、「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」といった表現を加えなければなりません。薬機法違反を犯した場合の罰則は違反内容によって異なりますが、広告規制違反の場合は2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはその両方が科せられるおそれがあるので、各メーカーとも広告の表現には慎重を期しています。

[注1]厚生労働省:薬事法の施行について

薬用化粧品を選ぶ際に見るべきポイントは?

薬用化粧品と言ってもいろんな種類があるし、どういうものを選べばよいのかわからない方も多いと思います。まずは肌のお悩み別に意識して欲しい配合成分をご紹介します。

乾燥肌でお悩みの方には
セラミド

乾燥肌でお悩みの方にはセラミド 乾燥肌でお悩みの方にはセラミド

30代になると冷暖房の効いた部屋などに長時間いると夏場も冬場もとにかく乾燥に悩む、という方が多いはず。乾燥を繰り返すとシワの原因にもなりますし、乾燥はお肌の大敵ですよね。そんな方が選ぶべき成分は、セラミドです。セラミドはもともと肌が持っている成分で、若くて健康な肌にはたくさんあるので、肌はうるおっていてみずみずしい健康な状態です。セラミドは、歳をとるにつれて環境や気候の影響を受け減少していきます。だからセラミド配合の化粧品を使用することで、若いみずみずしい肌を取り戻そうというわけです。セラミドは脂質の一種で、皮膚の保湿や柔軟性を維持する働きをする成分です。

ターンオーバーが乱れている方にはプラセンタ

ターンオーバーが乱れている方にはプラセンタ ターンオーバーが乱れている方にはプラセンタ

プラセンタと言えば、「胎盤」のこと。お母さんのおなかの中で赤ちゃんが育つためにかかせないもので、栄養の宝庫としても有名です。このプラセンタをエキスにして肌に塗ることでお肌のターンオーバーを促進し正常な状態に近づけることができます。なんだかキメが乱れているな、肌の状態が安定しないな、という方におすすめです。

肌荒れを繰り返す方には抗炎症系成分

肌荒れを繰り返す方には抗炎症系成分 肌荒れを繰り返す方には抗炎症系成分

大人ニキビや季節の変わり目に肌荒れを繰り返すなど肌の状態が不安定な方には抗炎症系の成分を配合している薬用化粧品がおすすめ。抗炎症系とは、肌荒れを防ぐ効果が認められた成分のことです。抗炎症系成分はたくさんありますので、具体的な症状別にご紹介します。

増えてきたシミが気になる方にはトラネキサム酸

増えてきたシミが気になる方にはトラネキサム酸 増えてきたシミが気になる方にはトラネキサム酸

皮膚疾患治療薬としても使われるトラネキサム酸は、もともとは止血のために使用されていた成分です。トラネキサム酸はシミに効果を発揮する内服薬ができたことで美容のシーンでも有名になりました。シミは肌細胞でメラニンが大量に作られることでできてしまいます。トラネキサム酸にはメラニンが作られてしまう働きをブロックする効果があるので美白効果があります。

大人ニキビなど肌荒れが気になる方には
グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)、
グリチルリチン酸ステアリル

大人ニキビなど肌荒れが気になる方はグリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)、グリチルリチン酸ステアリル 大人ニキビなど肌荒れが気になる方はグリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)、グリチルリチン酸ステアリル

グリチルリチン酸2K(グリチル酸ジカリウム)は、消炎作用のある水溶性の成分です。グリチルリチン酸ステアリルもよく似た成分なのですが、異なるのは油溶性の成分というところです。なので、水溶性のグリチルリチン酸2Kは化粧水によく使われ、グリチルリチン酸ステアリルはオイルやクリーム系によく使われます。どちらも炎症を抑える働きがあります。

エイジングケアを始めたい方にはアラントイン

エイジングケアを始めたい方にはアラントイン エイジングケアを始めたい方にはアラントイン

お肌の組織を修復したり、活性化したりする働きのあるアラントインは、肌の新陳代謝を促進する効果があるのでエイジングケアによく使われている成分です。一時期お隣の国韓国で「かたつむりクリーム」や「かたつむりパック」ブームがあり、お土産などでもらったことのある方も多いのでは?実は、カタツムリの粘液の中に天然のアラントインが含まれていることが確認されたのがきっかけで、かたつむりには美肌に有効な成分が配合されていることからそのような商品ができたのでしょう。

べたつきやテカリが気になる方は
酢酸トコフェロール

べたつきやテカリが気になる方は酢酸トコフェロール べたつきやテカリが気になる方は酢酸トコフェロール

日焼けによるシミやそばかす、肌荒れなどに効果がある酢酸トコフェロールは、ビタミンE誘導体の一つです。水には溶けず、植物オイルなどには溶ける性質がある成分です。ビタミンEとビタミンE誘導体の違いを説明すると、ビタミンEは水に溶けにくい脂溶性ビタミンで、酸化しやすく、水に溶けないので化粧品には配合しにくいという欠点があります。ビタミンE誘導体は、ビタミンEの欠点である水に溶けにくい点を、水に溶けやすい化合物にしたものです。脱毛を防止する効果もあるので育毛剤などにも使われています。

もちろん、上記以外にも美肌に近づく有効成分は数えきれないほどありますので、ご自身の肌の悩みに合った化粧品を選びましょう。ちょっと難しい名前の成分もありますが、自分に必要な成分をいくつか覚えておけば選ぶ際のポイントになりますよ。

肌の強い味方!おすすめ薬用化粧品5選

通常の化粧品よりも効果、効能がわかりやすく、肌をいたわりながら美肌ケアが実現できる薬用化粧品。「試しに使ってみたいけど、何が良いか分からない」という方に、おすすめ薬用化粧品を5商品ピックアップしました。ぜひ参考にしていただければと思います。

素肌力をサポートする美容液

薬用素肌液(セルティユ)

オールインワン薬用美容液

薬用素肌液 セルティユ

引用元:セルティユ公式サイト
http://bikagaku.shop-pro.jp/?pid=24445233

内容量 60ml
価格 8,580円

CHECK POINT

有効成分
高濃度プラセンタエキス
有効成分の
働き
エイジングケアを代表する成分を配合
プラセンタエキスは、美容成分としてとても有名で、最近ではクリニックでプラセンタを注射で摂取している芸能人も多いですよね。メラニンの生成を抑える美白効果もあるのでシミ予防としても期待できます。
商品の
ポイント
1本で完結する"オールインワン"の美容液
セルティユの薬用素肌液は手に出した感触としてはとろっとしたテクスチャーですが、肌に乗せるとスッと入っていくのが実感でき、べたつきにくのが特徴です。また、見た目は美容液タイプですが、これ一本でスキンケアが完了する“オールインワン”タイプなのも魅力。忙しい毎日でもしっかりケアでき、薬用化粧品ならではの効果を実感できる商品となっています。

大人のにきび肌にうるおいを与える

ACアクティブ フェイスローション モイスト(ノブ)(終売)

薬用化粧水

ACアクティブ フェイスローション モイスト

引用元:ノブ オンラインショップ公式サイト
http://noevirgroup.jp/nov/g/g51928/

内容量 50mL
価格 8,400円

CHECK POINT

有効成分
サリチル酸、アラントイン、塩酸ピリドキシン
有効成分の
働き
毛穴にアプローチする抗菌作用
サリチル酸は抗菌作用があり、ニキビのある肌におすすめ。BHAは油溶性です。だから、毛穴へのアプローチがしやすく、ニキビ肌に効果的です。
商品の
ポイント
ニキビの多い脂性肌の方におすすめ
ニキビができやすい肌質の方におすすめの化粧水です。化粧水なのでさらっとしていますが、しっかり保湿し、テカリやべたつきを防いでくれます。有効成分が肌荒れやニキビを予防してくれ、健康な肌へ導きます。

乾燥肌に嬉しいうるおいを与えてくれる

薬用雪肌精(雪肌精)

薬用化粧水

薬用雪肌精

引用元:雪肌精公式サイト
https://www.kose.co.jp/sekkisei/product/detail/sekkisei.html

内容量 200mL
価格 5,500円

CHECK POINT

有効成分
グリチルリチン酸ジカリウム
有効成分の
働き
抗炎症作用が肌荒れにはたらく
グリチルリチン酸ジカリウムは、抗炎症効果があり、肌荒れや大人ニキビの炎症を鎮める効果があります。肌が乾燥していたり、敏感な状態になっていたりしているときは、角質層が乱れて炎症を起こしやすくなっています。その状態をケアし、正常なターンオーバーを導きます。
商品の
ポイント
さっぱりとしたテクスチャーで十分なうるおい
抗炎症効果のある成分を配合し、また和漢植物(ハトムギ・トウキ・メロスリア)エキスも配合しているので、肌を保湿し、みずみずしいうるおいを与えます。テクスチャーはさらっとしたタイプなので、たっぷりさっぱりと使えます。

オールインワンゲルの代名詞

薬用アクアコラーゲンゲル美白EX(ドクターシーラボ)

薬用オールインワンゲル

薬用アクアコラーゲンゲル美白

引用元:ドクターシーラボ公式サイト
https://www.ci-labo.com/shopping/product/00048945/

内容量 120g
価格 8,640円

CHECK POINT

有効成分
ビタミンC、トラネキサム酸
有効成分の
働き
肌荒れを防ぐだけじゃない嬉しい成分
メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぎ、皮膚をすこやかに保ちます。また新たにトラネキサム酸も配合し、明るく透明感のある素肌に導きます。
商品の
ポイント
たっぷりの保湿成分でもっちり肌へ
ビタミンCと、新たにトラネキサム酸を配合し、ダブルの薬用成分でシミやくすみにアプローチ。また保湿成分もたっぷり配合しているので、もっちりとした健康的な肌に導きます。テクスチャーは一般的なオールインワンゲルと同等のぷるんとした手触りで、たっぷりの保湿成分を実感できます。

これ1本でお肌のお悩みをカバー

薬用オルリッチ(エクスボーテ)

オールインワン乳液

薬用オルリッチ

引用元:マードゥレクス オンライン公式サイト
https://madrex.com/products/detail/802407/

内容量 50g
価格 6,270円

CHECK POINT

有効成分
VCエチル(3-O-エチルアスコルビン酸)、グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸DL-α-トコフェロール
有効成分の
働き
即効性と持続性を兼ね備えた成分
VCエチル(3-O-エチルアスコルビン酸)は、水溶性のビタミンC誘導体の一つです。VCエチルは、ビタミンCの効果をすぐに感じられる即効性が高く、また、72時間以上続く持続性が特徴で、シミ・そばかすの原因にアプローチします。また、グリチルリチン酸ジカリウム、酢酸DL-α-トコフェロールは、不安定な肌の状態を安定させる成分なので肌をすこやかに保ちます。
商品の
ポイント
なめらかなクリームタイプで肌になじむ
エクスボーテの薬用オルリッチは乳液タイプですが、これ一本でスキンケアが実現する“オールインワン”タイプの商品です。シミの素となるメラニンの生成を抑えます。伸びが良く、スッと浸透(※角質層まで)するミルクタイプなので、べたつかず、しっとりと保湿してくれます。また、石油系界面活性剤、パラベン、鉱物油、香料、着色料はすべて不使用で肌への優しさにこだわった1本です。

肌になじみやすい油溶性ビタミンCを採用

ルミーチェ

美白オイルエッセンス

引用元:ウテナオンライン公式サイト
https://www.utena.co.jp/lumice/whitening/

内容量 30ml
価格 1,320円

CHECK POINT

有効成分
油溶性ビタミンC(テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEX)
有効成分の
働き
肌の皮脂膜に馴染みやすい油溶性ビタミンC
肌の表面は皮脂膜と呼ばれる親油性の膜に覆われています。紫外線や異物、細菌などから肌を守ってくれるだけでなく、肌内部の水分が蒸発するのを防いでくれる役割を持っています。
一般的な美白アイテムは、水溶性ビタミンCを配合していますが、ルミーチェでは油溶性ビタミンC(VC-IPテトラ2-ヘキシルデカン酸アスコピルEX)を配合。肌と同じ油分なので、肌になじみやすいのが特徴です。
商品の
ポイント
サラッと着け心地
油溶性にもかかわらず、ベタつかず角層に広く浸透していきます。その秘密は、油溶性ビタミンCとスクワランとホホバオイル。スクワランは人体でも生成される皮脂膜にも含まれる成分です。ルミーチェはサトウキビ由来の保湿性分を使用。またホホバオイルはビタミンEやAを含み、人の皮脂に近い成分をしているオイルです。着け心地の良い化粧品なら、毎日楽につけられますね。

山田養蜂場のローヤルゼリーパワーでエイジングケアを

薬用 RJエッセンス

薬用美白美容液

引用元:山田養蜂場 オンライン公式サイト
https://www.3838.com/cosme/item/07022/

内容量 30ml
価格 7,920円

CHECK POINT

有効成分
L-アスコルビン酸2-グルコシド、グリチルリチン酸ジカリウム
有効成分の
働き
L-アスコルビン酸2-グルコシドとグリチルリチン酸ジカリウムのW効果

L-アスコルビン酸2-グルコシドがメラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎ、グリチルリチン酸ジカリウムが肌の炎症を抑えて、肌を健やかに保ちます。
商品の
ポイント
保湿と美白の両方に役立つ
山田養蜂場独自のローヤルゼリーエキス効果で、エイジングケアと美白ケアを同時に叶える美容液です。エイジングケアとは年齢に合わせたお手入れのことで、美白ケアとはメラニンの生成を抑えて、シミ・ソバカスを予防することを指します。
化粧水の後に使用することによって、乾燥による小じわやハリ不足などの加齢によるお悩みを本格的にケアしてくれます。

薬用化粧品には肌トラブルに応じて、必要な有効成分が配合されているものを選びましょう。薬用化粧品でケアできる症状について紹介しています。

今さら聞けない!薬用化粧品の基礎知識 今さら聞けない!薬用化粧品の基礎知識

薬用化粧品と表示されているものはよく見るけど一体普通の化粧品とどう違うのか、薬用化粧品の使い方など基礎知識を紹介しています。

医薬品・医薬部外品と薬用化粧品の違いとは?

そもそも薬用化粧品は、普通の化粧品とどう違うの?と疑問に感じている方もいるはずです。まず、「薬用」がついていない一般的な化粧品は「効果・効能」を謳うことに規制がかけられています。例えば“肌荒れを防ぐ”や“肌にはりを与える”など、効果を謳うことは原則できません。したがって化粧品は、人体に対する作用が小さいもので、皮膚・髪・ツメの手入れや保護、着色を目的として用いられるものを指します。[注2]

一方薬用化粧品は、有効成分が一定量配合されており、「効果・効能」を国が決めた規制内であれば謳うことができます。簡単に言うと、薬用化粧品には有効成分が一定量配合されているので、一般的な化粧品よりも効果を実感しやすいというメリットがあります。

[注2]日本化粧品工業連合会:化粧品用語解説-化粧品と薬用化粧品より

医薬品とは

医薬品というのは、名前の通り薬で病気や怪我の治療を目的として使います。効果があるかもしれないという曖昧な成分ではなく、臨床試験データに基づいた効果を厚生労働省が認めている有効成分が配合されています。

医師が出す処方箋は医療用医薬品、薬局やドラッグストアで販売されているOTC[注3]は一般用医薬品に分類されます。一般用医薬品は、医療用医薬品よりも穏やかな作用があり、医薬部外品よりは期待できる品となっています。ただ医療用も一般用も効き目が高いというのが医薬部外品との違いです。

[注3]「Over The Counter:オーバー・ザ・カウンター」の略。カウンター越しに薬を販売する方法に由来しています。日本OTC医薬品協会

医薬部外品とは

簡単に言うと、医薬部外品は医薬品と化粧品の中間に位置します。医薬部外品にも、厚生労働省に目的に特化した効果や効能が認められている有効成分が配合されています。そのため医薬品と同じく有効成分を表記することができます。

たとえば染毛剤、パーナメント・ウェーブ剤、浴用剤、口中清涼剤やえき臭防止剤、あせもなどを防ぐてんか粉、育毛剤、除毛剤などがあります。[注4]

ただし、基本的に病気や怪我を治すというのではなく、症状の予防や衛生面への効果が認められた成分が主流となっていますから、医薬品とは効果自体に違いがあります。

[注4]日本化粧品工業連合会:化粧品用語解説-化粧品と薬用化粧品より

効き目の早さ

医薬品と医薬部外品は、効果の度合いだけではなく効き目の早さにも違いがあります。医薬品に配合されている有効成分は医療的効果が認められていますから、その分目的とする効果が出るも早いです。

一方医薬部外品の場合は強い有効成分ではないので、効き目が穏やかな分、効果が出るのもゆっくりになります。

副作用のリスク

医薬品の有効成分は効き目が強い反面、副作用のリスクがあります。副作用というのは、本来の目的以外の症状や変化が現れることです。医薬部外品は効き目が強くないので、副作用のリスクも大幅に軽減されるというのも医薬品との違いとなっています。

30代からの肌トラブルに!おすすめ薬用化粧品5選